血管内治療について その1

俺が初めて血管内治療を知ったのは大学3年でした。

基礎配属で脳専門病院の病理部に行って、そこのカンファレンスで。

まだ臨床の勉強もしていなくて、クリッピングすら知らなかったのでこんな治療があるんだ、という感じでした。

その時に連れて行ってもらった学会でもらった慈恵の先生の名刺にも脳血管内治療専門医と書いてあって、ふーんと思っていたくらい。

その後4年生の臨床の授業で再会し、ISAT、BRATの話を聞き感動すると共に血管内治療に大きな可能性を感じました。

それからずっと血管内治療をやりたいと思っていて、5年生の夏に慈恵の脳外科に見学に行きました。

残念ながら前に名刺を頂いた先生には会えませんでしたが、血管内治療は見れました。

やっていたのは未破裂の動脈瘤でしたが、驚いたのは人の多さです。

見たのは未破裂の動脈瘤でしたが若い先生がやっていました。人が多くても若い先生ができるだけの件数があるということです。

夜に新橋のバーに連れて行ってもらって、3年目の先生に言われました。

血管内治療やりたいって言うけど、血管内治療で何がやりたいの?血管内治療できるのは当たり前のことだよ、と。

正直何も答えられませんでした。俺の大学では血管内治療をやっているのは専門医とったばかりの1人だけだったので、血管内治療をやるだけで特別だと思って俺は目標にしていました。

人数も件数も多い慈恵の先生の言葉は深く心に刺さりました。

それから、血管内治療で何をやりたいか、を考えるようになりました。

続く。sbmt.